9月18日にアメリカ・ワシントンで行われました
トランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の首脳会談の際に、
ゼレンスキー氏が着用していたジャケットが注目を集めまして、デザイナーのビクトル・アニシモフ氏が制作した
ジャケットには、ウクライナ製生地とともに、日本製の生地(当社の生地)が使用されました。
- 「大統領の服装を変えたい」ゼレンスキー氏の勝負服に日本製生地 デザイナーの“真意”
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/900171879.html
生地の品番は、
・SB1687ddw
・SBW4011
- 製品の特長
【SB1687ddw】静岡産
国内紡績・国内織布・国内加工の日本製の綿麻生地
(コットンリネン)
「綿麻ルーズオックスダメージダイド」は、タテ糸の綿糸とヨコ糸の綿麻の混紡糸のどちらも日本で紡績された糸を使い
遠州地方で、タテとヨコを2本づつ糸を引き揃えたオックスの平織りに織り上げています。
浜松の天然素材を熟知した染職人により、綿と麻両方の素材の味わいを最大限に引き出し、表情豊かな自然な風合いに仕上げました。
※オックスとは正確にはオックスフォードといい、たて糸、よこ糸を2本ずつ引きそろえた平織り生地の名称です。
本商品は、綿と麻両方の素材の良い部分を活かし、綿と麻のカスを表面にしっかり残すことで素朴な表情を引き出し、麻らしい粗野感を持ちつつ、ハリコシの中に柔らかさを感じる自然な風合いに仕上げております。
タテとヨコ2本づつの糸を引き揃えているため丈夫でありながら、しなやかさがあり、オックスの凹凸の織り感と相まって、ふっくらとした風合いと豊かな感触が特徴です。
生機(キバタ)の状態からダイレクトに特殊な染めを施す「ダメージダイドアンドウォッシュ加工」を用いて、意図しない偶然の染まり具合をリアルに出すことで、染めムラや褪せた味わいのある表情を作り上げ、ヴィンテージテイストを演出しております。
【SBW4011】京都産
生地を少ない数量で長時間揉み込んで下晒加工を行うことにより生地が最もリラックスした自然な表面感ができ、
それを染色し染色後、再度生地を練りながら水洗いする事により生地を芯からほぐし下晒工程でできた自然なシワ感を復元。
乾燥時もなるべくテンションをかけないようにしてナチュラルに仕上げるなど、人の手作業を多く要する加工です。
染色工程ではシルケット加工(綿糸や綿布に苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を使用して処理を施し、表面を滑らかにしながら同時に繊維を強化する技術)をせずに染色をすことで自然な素材の特性を残しました。
液流染め(布(生地)を染液の流れに乗せて、移動させながら染色する方法)をすることで摩擦とテンションを最小限に抑えムラなく均一な色味を出しました。
キバタの状態から生地を長時間揉みほぐすことで天然素材ならではのナチュラルな表面感を引き出し、
乾燥工程は生地にテンションをかけることがないようにふっくらと仕上げをしております。